ウクライナの若者の間では戦争の残骸を片付けながらテクノを聴く「クリーンナップレイヴ」が流行りなんだそうです。阿波踊りの「えらいやっちゃ」の感覚に近そう。ひとつの文化が生まれる瞬間ってこういう感じなのかも。 #GodBlessUkraine とツイートしたところ、バズったので、改めてblogで解説します。
ウクライナの若者の間では戦争の残骸を片付けながらテクノを聴く「クリーンナップレイヴ」が流行りなんだそうです。阿波踊りの「えらいやっちゃ」の感覚に近そう。ひとつの文化が生まれる瞬間ってこういう感じなのかも。#GodBlessUkraine
pic.twitter.com/NeaFPwZksJ— 狩野哲也|編集者・ライター・著者 (@KanoTetsuyaJP) July 25, 2022
動画はDW Newsのツイートを引用リツイートしたものです。Deutsche Welle(ドイチェ ヴェレ)はドイツでラジオ、テレビ、インターネットでの放送事業を国際的に行なっている団体です。
🎶 These young Ukrainians are taking part in a "clean-up rave." They volunteered to help to clean up war debris across their country — and are listening to techno music while they do it 🎶 pic.twitter.com/EigxWDR1tc
— DW News (@dwnews) July 25, 2022
本体サイトで記事は見つけらなかったですが、他のサイトで似た記事がいくつかありました。
ウクライナの慈善団体Repair Together
動画20秒あたりに登場するグラサンのお姉さんTatyana Byrianova さんはボランティア団体「Repair Together」のメンバーです。主に20〜30歳の若いウクライナ人によって組織され、ロシア人によって最も被害を受けた地域のひとつ、ウクライナ北部での復興活動をされています。上記の動画はYahidne(ヤヒドネ)です。
この場所はヤヒドネかどうかわかりませんが、ウクライナの小さな村での瓦礫清掃活動はこんなふうにされているようです。
Cleaning-up Rave after of bombing of a cultural center in a small village in Ukraine. Young people want to help clean up, but with good music…. pic.twitter.com/f9NRlUVlRY
— David (@noltetv) July 23, 2022
We came here and wanted to support people who survived after the Russian occupation
「私たちはここに来て、ロシアの占領後に生き残った人々を支援したかった」と話されています。
こちらの記事によれば、一部の外国人ボランティアはポルトガル、アメリカ、ドイツなどから到着した人たちなのだとか。

阿波踊りの「えらいやっちゃ」
阿波踊りの「えらいやっちゃ」は諸説あるみたいですが、関西弁の「えらいこっちゃ」と解釈しました。以前、阪神淡路大震災で建物が倒壊した人の話を聞いたときも、「笑うしかない」と言っておられたので、こんな状況だけど踊らないと損だという感覚なのだろうという推測です。
瓦礫を掃除しながらテクノで踊る文化のはじまり
しんどい状況もテクノやダンスが少し緩和してくれているのだと感じました。
ウクライナで暮らす人たちが少しでもはやく平穏に暮らせるように祈ります。