昨日、宝塚市の清荒神駅を出てすぐの宝塚市中央図書館で開催された「70年分の町の記憶を70分で振り返る&マチ文庫新作発表会 2024」に参加しました。これは岩淵さんが企画したイベントであり、開催前の告知で岩淵さんが投稿した動画を見て「天才!」と思って参加しました。
ちょうど地域史編集のことを考えていた時期もあり、足を運んでよかったです。久しぶりに松本さん、三戸さんにもお会いできました。
昨日の時点では天才!としか書いていなくてまったく言語化していなかったので、なぜ天才と思ったのか忘れないうちにメモしておこうと思います。
1年を1分で振り返る仕組みがすごい
こちらの写真で解説すると、1986年が映し出されている間、トークを担当する人が1986年の宝塚市の出来事を自分の思い出とからめて1分以内で話します。
市民参加系イベントを企画したことのある人はピンとくると思いますが、思い入れの強い人が話し出すと永遠と話してしまうので1分以内というのがちょうどよく、最初の2つ3つを主催側の誰かが話せば次に何をすればよいのかルールがわかるので必ず時間以内に終わります。
60秒をカウントする仕組み・デザインがすごい
1枚のスライドが30秒をすぎると右下にあと何秒かカウントダウンされる機能が埋め込まれていました。時計とスライドを別々に使いがちですが、スライド内に時間が埋め込まれているのは考えたことなかったです。GoogleスライドでもYouTubeに転がっている5 minute timerなどを活用すると使えそうです。
IT機能の解説が長くなりましたが、注目したいのはそのデザイン性のほうです。誰が見てもなんとなく理解できる、説明がいらないというのがエディトリアルデザインの真骨頂。この動画を見た瞬間、直接現場に見に行かなくては、と思いました。
アイデアを独占していなくてすごい
上記2つは参加しなくても開催前の告知で岩淵さんが投稿した動画を見てなんとなく想像していたことですが、参加してわかったのはこの企画を岩淵さんはぜんぜん独占していないこと。「今回のためにつくったスライドだけど、ぜんぜん別の場所で別の参加者としたら面白いと思うので使ってください」とイベント中に話されているのを聞いて「天才!」と思った次第です。
めっちゃ勢いで書いたのであとで修正するかもしれません。この企画はどこでも使えるし、中身の宝塚史の部分をほかのまちのバージョンに差し替えて開催しても面白そうなので、機会があればどこかのまちで企画してみたいと思いました。