大阪ステーションシティシネマで映画「あんのこと」を観てきました。親からDVを受けて育った人をこれまで何人かインタビューしてきたので少しは耐性があると思っていたけどしんどい。当事者の相談できない様子がリアルすぎました。これは学校や自治体の管理する施設で流してよい映画だと感じました。以下、ネタバレを含む内容となっているので映画を観ていない人はご注意ください。
観客の誰もが主人公あんちゃんの幸せを祈っていたと思う。しかしそううまくはいかない。結構な頻度でうまくいかない。
報道などで痛ましいニュースを見ただけの人はあんちゃんのような存在を自業自得だと思うかもしれない。でも現実は違う。
読み書きができなかったり、ずっとひきこもって生活している人の多くは親に問題があることが多く、なかなかその生活から抜け出すことができない。
サービスハブ構築・運営事業「どーん!と西成」の利用者Aさんが仕事に就くまでの1年間 - ヨリドコオンライン
前回の記事ではサービスハブがどんな場所なのかを紹介しました。今回は「サービスハブ」の利用者Aさんのお話をお聞きします。職員の笠井さんにも同席してもらっています。 ーーーサービスハブを利用したきっかけは何ですか? Aさん西
アルコール依存症だったYさんが「サービスハブ西成」を利用して清掃業に就くまでの8ヶ月間
今回は「サービスハブ」の利用者Yさんのお話をお聞きします。職員の花岡も同席しています。 ーーーサービスハブ西成を利用したきっかけは何ですか? Yさん2022年の3月か4月頃やったと思います。生活保護を4年ぐらい受けてから
農家を経て、ひきこもり状態になったはるとさん(仮名)が、生活保護を受けて仕事に就くまで。 - ヨリドコオンライン
今回は「サービスハブ」利用者のはるとさん(仮名)のお話をお聞きします。職員の小林も同席しています。 ーーー今どんな仕事をされているんですか? はるとさん今はA型作業所に通っています。アパレル関係なんですけど、仕分けとか男
記事は参考として列挙してみたけれど、このように写真におさまっている時点でうまくいっている。
当事者の人たちはアルコール中毒状態のときなど、まず自分がどこにいるのか、何時にいるのかわからないと発言していた人がいた。
背景を知る手がかりを全体的に視聴しないとなかなかわかりづらいので映画はわりとそのすべてが網羅されていて学習になると思います。
(おまけ)
一番気になったのは母親の発言。あんちゃんが最初に生活していた荒れた部屋はあんちゃんと母親と祖母が生活していたけれど、母親はヒステリックになるとあんちゃんのことをママと呼んでいた。これは謎。深い意味があるのかもしれないし、もう一度映画を見ればわかるのかもしれない。
「まちのファンをつくる 自治体ウェブ発信テキスト」特設サイト用に書いた文章ですが、サロン文化大学のコラムにも同じ内容を転載しました。
もう自業自得だと思わせない。自治体こそ映画「あんのこと」の上映会をしたほうがいいと思う理由。
映画「あんのこと」を観てきました。親からDVを受けて育った人をこれまで何人かインタビューしてきたので少しは耐性があると思っていたけどしんどい。当事者の相談できない様子がリアルすぎました。これは学校や自治体の管理する施設で流してよい映画だと感...