ミナ・ペルホネン 皆川明さんのお話で印象的だった言葉

今年も奈良県立図書情報館で開かれた「自分の仕事」を考える3日間に参加してきました。「仕事」や「働き方」をテーマに全8名のゲストを招いてお話をおうかがい、集まった参加者同士も話し合えるフォーラム形式のトークセッションです。ファシリテーターは西村佳哲さんです。

午前中のゲストで「ミナ・ペルホネン(mina perhonen)」のファッションデザイナー、皆川明さんのお話で印象的だった言葉をメモしています。

「不器用だからこそ飽きずに一生の仕事にできるかもと思った」

「せめて百年。自分の寿命を超えることがしたいと思った」

「経験値によって関係性や可能性が帯びてくる。それはリレーしていけばさらに広がる」

「図案には熱をのせている」

「量を残したいのではなく、質の高いものを残したい」

「自分がやりたいことを自分の方法論でやる」

リアルタイムにメモしているうちに話が進んでいるので、どんな文脈の中でこのメモ書きを残したのか、話を勝手に自分の中で変換しているかもしれないのですが、このあたりの言葉が心に刺さりました。

半年経てば価値が半減するファッション業界の常識に流されることなく突き進んでおられるのも印象的でした。

材料コストで売値を決めている世界。クリエーションの価値はどこですか?

労力に対して利益を得るべき、という一貫した考えを、工場で扱う素材を例にわかりやすく説明していただきました。これはグラフィックの仕事にも共通することであり、これをいかにわかりやすく説明できるか、考え抜くことが必要だなと感じました。

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