京大で香港のドキュメンタリー映画「乱世備忘 僕らの雨傘運動」を見てきました。ドキュメンタリー映画「乱世備忘 僕らの雨傘運動」は当時27歳だった陳梓桓(チャン・ジーウン)監督が仲間たちと過ごした、79日間の備忘録です。

乱世備忘 僕らの雨傘運動
2014年に香港で起こった「雨傘運動」の一部始終を、運動に参加した若者たちの視点から記録したドキュメンタリー。17年の山形国際ドキュメンタリー映画祭「アジア千波万波」部門で小川紳介賞を受賞。…
ラストのレイチェルさんが教授に宛てた手紙の言葉が良かった…。
写真は映画上映前にもらった香港キーホルダーの裏表。横に向けると加油(がんばれ)にも読めます。
京大の教室で映画を見たのですが、直角タイプの椅子は腰痛の僕には耐えられませんでした。一番後ろの席に座ったおかげで、机の上に座ってみることができました。
映画のあとは周庭さんと西郷南海子さん、在日香港人の方たちのトークセッション。周さんはSkype参加。
ニュースではよく若者と警察(政府)の対立構図を見かけていたけれど、実際は
・占拠しているグループと別の地域のグループとの対立
・若者世代と親世代の意見の相違
などの構図が立体的に交差している背景がよくわかりました。
・通識教育の影響
・広東語から北京語に変わっていく喪失感
などが、多くの若者の政治的な行動参加につながっていて、ミドルクラスの大人も寄付(ガスマスクや裁判など)で政治活動に参加しているのだとか。
僕の場合、学生の頃にベルリンの壁やソビエト連邦が崩壊して、イラクがクウェートに侵攻しても、どこかテレビの中で起きていることのように感じていたけど、今回、周庭さんからSkypeを通じて香港で起きている出来事をリアルタイムで聞くと、ひとごとではいられない気持ちになりました。
日本にいながらできることとしては、「まわりの人たちに伝えてほしい」とのことでしたので、ひとまずのお知らせでした。
サロン文化大学でも上映できるなら企画したいです。
メモ
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『乱世備忘 ― 僕らの雨傘運動』陳梓桓(チャン・ジーウン)監督インタビュー
シネマジャーナル特別記事 『乱世備忘 ― 僕らの雨傘運動』陳梓桓(チャン・ジーウン)監督インタビュー

ドキュメンタリー映画「乱世備忘 僕らの雨傘運動」のイラストを描きました | ONE DAY
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