飛騨古川へ行ってきました。里山サイクリングの白石さんに少し町をご案内していただきました。古い町並みゾーンの瀬戸川は約400年前に増島城の濠の水を利用して造られた川で、当時は瀬戸川が武家と町民の町の境だったようです。
現在は1000匹あまりの鯉が泳ぎ、酒造や民家の白壁の土蔵が並ぶ、飛騨古川の顔となっています。
さてこの瀬戸川、実は生活廃水の流れるドブ川だったようです。
これをキレイな川にするために町の人々が考えた方法は、清掃して浄化することではなく、鯉を放し飼いにして生きていけるようにするために川をキレイにしようという試みでした。この試み、wikipediaによれば1968年のことのようです。デザインの力で町を浄化させる試みがそんな昔から行われていたなんて、町の底力みたいなものを感じます。
書いている人:
狩野哲也 さまざまなスペースに出張する文化講座 サロン文化大学/狩野哲也事務所 代表。コピーライター、ディレクターのはしくれです。クリエイティブの力で、様々な地域や社会の課題に取り組みます。街とマンガとNHKと餅が好き。
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