働き方について考えるトークサロンvol.6を報告します


本日は「働き方について考えるトークサロン」に足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。

本日のゲスト、アウトドアガイドのオオガマさんの場合、アウトドアショップの仕事を辞めてからの無職の1年間が、今のご自身の働き方を獲得するための貴重な時間だったと思います。

脳科学者である茂木健一郎先生の著書「脳の中の人生」から引用してみます。

普段の時間の中で私たちの脳は、仕事や生活の機能に徹して働いている。目の前の課題を次々とこなすことに精いっぱいである。だから、脳に秘めた夢や希望と、じっくりつきあう暇がない。何もせず、ゆったりとする時間を過ごすことで、はじめて立ち上がるプロセスがある。側頭葉の記憶のアーカイブの中から、大脳辺縁系や前頭前野とのループを通して、さまざまなものが引き出される。時間をゆっくりとかけるほど、記憶の地層の奥底から、自分でも忘れかけていた思い出や感情が引き出されてくるのである。

脳の中の人生 (中公新書ラクレ)

オオガマさんの場合、無職生活の中で、自然と向かった場所は、大好きな「山」でした。登り下りする時間が楽しいのだけど、道中できっと、自分のやりたいことって何だ? という感情がつづきます。あまり脳を使うことが好きでない生活を送ってきたオオガマさんは、慣れたはずの山登りなのに、「家に帰ってきたら、なんかどっと疲れるんですよ」とおっしゃっていました。ヒマラヤを登った人が六甲山でそんなに疲れるとは思えません。これはたぶん身体を動かしながらループし続ける脳を動かし続けたからだと思います。考え続けるという苦手な作業と、山を登るという好きな作業を同時に行ったことで、相殺し、自分にとって正しい働き方を見つけたんじゃないかなあと思いました。